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テトラサイクリン歯はホワイトニングで白くなる?白さを取り戻す3つの方法

テトラサイクリン歯はホワイトニングで白くなる?白さを取り戻す3つの方法

歯のホワイトニングは、黄ばんだ歯や汚れた歯を白い歯に戻せる方法として人気です。しかし、歯のなかにはホワイトニングを施しても白くなりにくい歯があることをご存知でしょうか。この記事で扱うテトラサイクリン歯もそのひとつです。

この記事では、テトラサイクリン歯の特徴や原因、テトラサイクリン歯の色を白に近づける方法について詳しく解説します。

1. テトラサイクリン歯とは?

テトラサイクリン歯とは、永久歯を形成する時期にテトラサイクリン系の抗生物質を服用したことが原因で、変色があらわれた歯を指します。飲食物による着色(ステイン)などは外部要因ですが、テトラサイクリン歯は内部要因の変色です。以下の文章では、テトラサイクリン歯の特徴や詳しい原因について解説します。

1.1.テトラサイクリン歯の特徴

テトラサイクリン歯の変色は症状の度合いによって異なります。軽度の場合は黄色やオレンジ色、重度になるにつれ青っぽい灰色になることが特徴です。複数の色が縞模様のようにグラデーションになることもあります。

テトラサイクリン歯は紫外線に反応して色が濃くなるため、日光のあたりやすい前歯は特に変色しやすいです。ただし、症状はあくまで変色のみ。歯自体は健康で、ものを噛むなど機能の問題はありません。

1.2.テトラサイクリン歯になる原因

テトラサイクリン歯は、0歳から12歳ごろまでの永久歯を形成している期間にテトラサイクリン系の抗生物質を服用した副作用によるものです。

テトラサイクリン系の抗生物質はカルシウムなどの金属元素と結合する性質を持っています。そのため、服用すると歯のカルシウムと反応し、歯の内側の層「象牙質」に沈着してしまうのです。その後、歯が紫外線にあたると沈着した物質が酸化し、だんだんと変色が強まります。

テトラサイクリン系の抗生物質は、百日咳など細菌が原因の病気に効くとして昭和40年ごろによく使われていました。そのため、歯の変色はそのころ幼少期だった40〜50代の方に多い症状です。歯に変色が生じると判明してからはあまり使われなくなりましたが、現在でも病気を治すために必要と判断された場合は使うことがあります。

1.3.テトラサイクリン歯の色の分類

テトラサイクリン歯は、変色の強さによって第一度から第四度に分類されています。

第一度(軽度の変色) 淡い黄色から灰色で歯全体が着色されている
縞模様は無い

第二度(中度の変色)

第一度よりも色が濃い
茶色っぽい黄色~灰色

第三度(重度の変色)

グラデーション、もしくは縞模様がはっきりとしている
青っぽい灰色

第四度(強度の変色)

全体的に変色が強くはっきりとした縞模様

テトラサイクリン歯がこの分類のどこに当てはまるかにより、選択すべき施術方法も変わってきます。

2.テトラサイクリン歯を本来の白さに導く3つの方法

専門機関では、テトラサイクリン歯を本来の白さに導くことを目的とした施術を受けることができます。一般的な方法にはラミネートベニアやセラミッククラウン、ホワイトニングなどがあります。以下ではそれぞれの施術の特徴や、どんなテトラサイクリン歯におすすめかを解説します。
また、これらの施術は自由診療扱いとなり保険適用外ですので注意しましょう。

2.1.ラミネートべニア

ラミネートベニアとは歯の表面をほんの少し削り、薄いセラミックのシェルを貼り付ける方法です。付け爪をイメージすると理解しやすいでしょう。歯の変色が隠れるので白く見え、また重度のテトラサイクリン歯にも対応できます。

もとの歯を削る量がわずかで済み、健康な歯を最大限残せる点もメリットです。近年では、歯を削らず非常に薄いセラミックを貼り付ける「削らないラミネートベニア」もあります。ただし、歯ぎしりなど歯に負担をかける習慣がある場合、シェルの割れや欠けが起こる可能性があります。

2.2.セラミッククラウン

セラミッククラウンとは歯の周囲をひとまわり削り、セラミックで作った歯をかぶせる方法です。色や透明感が自然の歯にとても近く、見た目に違和感がありません。色調を細かく調整できるので、際立つ白さや自然な白さなど歯の色を思い通りに選べます。自分の歯の色が隠れるため、重度のテトラサイクリン歯にも対応できる方法です。

また、セラミックは表面がツルツルしているので飲食物による着色(ステイン)がつきにくく、黄ばみにくいというメリットもあります。ただし、セラミックをかぶせるためには歯を大きく削る必要があることも覚えておきましょう。

2.3.ホワイトニング

ホワイトニングとは歯の表面に薬剤を付け漂白する、専門機関でおこなわれる方法です。専門機関のホワイトニングには大きく分けて「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング 」の2種類があります。

オフィスホワイトニングとは、専門機関で専門家による施術を受ける方法です。歯の表面に過酸化水素の薬剤を塗り、専用の光をあてて歯に付いた着色汚れを分解、漂白します。1回〜数回の施術で効果を実感でき、ホームホワイトニングより短期間で歯が白くなる点がメリットです。しかし、白さの持続期間が比較的短いという面もあるため注意しましょう。

ホームホワイトニングとは、専門機関で作成したマウスピースと過酸化尿素の薬剤を使って、自分で漂白をおこなう方法です。薬剤をマウスピースに入れ、毎日数時間装着します。効果が実感できるまでに2週間ほどかかりますが、白さの持続期間が長いというメリットがあります。

ホワイトニングは「テトラサイクリン歯の色の分類」で紹介した第一度や第二度など、軽度な変色に対して一定の効果が期待できます。

この他にも専門機関に通わず、セルフホワイトニングサロンや自宅でできる「セルフホワイトニング」という方法もありますが、テトラサイクリン歯には適応できないものとなりますので、詳細は後述させていただきたいと思います。

3.テトラサイクリン歯の予防法

テトラサイクリン歯の予防法

先述の通り、テトラサイクリン歯になる原因は幼少期に服用した抗生物質です。残念ながら、歯が変色してから変色を治す方法はありません。そのため、歯が形成途中の子どもがいる方はテトラサイクリン系の抗生物質を避けることでテトラサイクリン歯になる可能性を抑えることが可能です。病院で抗生物質を処方される際はテトラサイクリン系抗生物質を避けたいことを医師に相談しましょう。

また、妊婦さんがテトラサイクリン系の抗生物質を摂ることで胎児へ悪影響が出る可能性もあるため、医師への確認が必要です。

4.正しいケアでテトラサイクリン歯を本来の白い歯に

テトラサイクリン歯は、症状が軽度であれば専門機関によるホワイトニングで一定の効果が期待できます。症状が重度の場合は、ラミネートベニアやセラミッククラウンによる施術が効果的でしょう。

その他に、セルフ美容サロンや自宅で自らおこなうセルフホワイトニング(※)という方法があります。セルフホワイトニングはLED照射と専用ゲル、ブラッシングの併用でステインなど表面の汚れを除去し、歯が本来持つ自然な色を目指すものです。
しかしセルフホワイトニングでは、テトラサイクリン歯が白くなった報告は今のところありません。ラミネートベニアなどを施した場合に、施術していない歯をセルフホワイトニングすることでギャップを減らす方法は有効です。

もしセルフホワイトニングを行う場合にはセルフデンタル美容サロン「デンタルラバー」が提供する、気軽に通える「定額制通い放題コース」がおすすめです。業界初(※株式会社ESP総研調べ(2021年1月現在))の紫外線LEDと青色LEDをダブル照射する、セルフホワイトニング用LED照射機(※)「メガパワーホワイト」が使い放題です。

また、近赤外線LEDと赤色LEDをダブル照射する口臭ケア照射機(※)「メガパワーブレス」も使い放題。専用ゲルとブラッシングの併用により歯が本来持つ自然な白さを目指しつつ、口臭ケアもできます。

デンタルラバーのセルフホワイトニングは、自宅で取り組むことも可能です。自宅でのセルフホワイトニング用LED照射機「スーパーホワイトLV(※)」は、デンタルラバーのサロンでセルフホワイトニングをする際に使用する「青色LED+紫外線LED」と、口臭ケアをする際に使用する「赤色LED+近赤外線LED」の4つのLEDを1台で同時照射でき、セルフホワイトニングケア(※)と口臭ケア(※)が自分のペースで取り組めます。

デンタルラバーでは「スーパーホワイトLV」と専用ゲル4本のセットを、月々2,913円(税込・クレジットカード24回の分割払い・手数料別途)で販売しています。専用ゲルはデンタルラバーのセルフデンタル美容サロンで使用している業務用ゲルと同じもので、4本で120回使用可能です。一般的なセルフホワイトニングサロン120回分と同じ効果(※)が、1/10以下のコストで期待できます。

デンタルセラピストのカウンセリングを受けられる通い放題コースか自宅で「スーパーホワイトLV」を使う方法か、自分のライフスタイルで取り組みやすいタイプを選び、歯が本来持つ自然な白さを目指しましょう。

※LED照射と専用ゲルとブラッシングの併用による効果。効果に個人差あり。
※「メガパワーホワイト」の効果はLEDとゲルとブラッシングの併用による。効果に個人差あり。
※「メガパワーブレス」の効果はLEDとゲルとブラッシングの併用による。効果に個人差あり。
※「スーパーホワイトLV」は医療機器ではありません。
※「スーパーホワイトLV」の効果はLEDとゲルとブラッシングの併用による。歯が本来持つ自然な白さを目指すものであり、それ以上に白くなるものではありません。
※歯が本来持つ自然な白さを目指すものであり、それ以上に白くなるものではありません。

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【最後に】デンタルラバーのサービスは、一般消費者に歯のケアの大切さを知っていただくためのものであり、最終的には歯医者で適切な治療を受けていただくことを推奨しています。デンタルラバーは一般消費者と歯医者をつなぐ架け橋としての役目を目指す会社です。

ホワイトニングコラムの
監修ドクター

歯科医師:田中希和 Dr.
大阪歯科大学卒業。
一般診療、訪問診療を中心に、食育アドバイザーとして歯と食事の大切を伝える活動を行う。

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