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舌苔が口臭の原因に?正しい舌のケア方法を紹介

鏡で口の中を見ると舌が白くなっていることはありませんか? これは「舌苔(ぜったい)」と呼ばれるもので、病気や食事以外が原因となる口臭の多くがこの舌苔によるものだといわれています。

口臭はなかなか自分では気付きにくいもの。日頃から舌をしっかりケアすることが爽やかな息につながります。この記事では、舌苔が口臭を引き起こす仕組みや正しい舌のケア方法を紹介します。エチケットの一環としてぜひ参考にしてみてください。

1.そもそも舌苔とは?

舌苔とは、舌の表面の「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」という小さな突起に、細菌や食べ物のカス、剥がれた粘膜といった汚れが溜まり、白い苔のようになったものを指します。舌苔ができる理由としては、「口のなかの掃除が不充分」「唾液量の減少」「口呼吸」の3つです。

● 口のなかの掃除が不充分
舌苔の正体は、細菌や食べ物のカス、剥がれた粘膜などです。口のなかの掃除が不十分だとそれらが除去されず、舌苔ができる可能性が高くなります。

● 唾液量の減少
唾液は口のなかの汚れや細菌を洗い流し、細菌の増加を抑制します。服用している薬の影響や筋肉の衰え、ストレスなど、さまざまな原因で唾液の分泌量が減ると汚れが残りやすくなり、舌苔ができやすくなります。

● 口呼吸
口呼吸をし過ぎると口の中が乾燥して唾液がスムーズに循環せず、舌苔の原因となります。

舌の奥のほうにだけできる、舌全体にできるなど、舌苔ができる範囲や量には個人差があります。また体調などの影響で舌苔のでき方が変化する場合もあります。

2.舌苔が口臭の原因になる理由

口臭の原因の一つが、口の中の細菌の働きにより悪臭を放つ物質が生まれることです。

口の中には、空気を嫌う性質を持つ「嫌気性細菌(けんきせいさいきん)」という細菌が存在します。嫌気性細菌はたんぱく質を分解する際、揮発性硫黄化合物を生み出します。揮発性硫黄化合物は腐った卵の臭いがする硫化水素をはじめ悪臭を発する物質ばかり。その物質が口臭の原因となるのです。

舌苔は、食べ物のカス、剥がれた粘膜をはじめとするたんぱく質のかたまりなので、嫌気性細菌がつくとそれらのたんぱく質が分解され、揮発性硫黄化合物が発生します。つまり、舌苔があると揮発性硫黄化合物が生まれる可能性が高くなります。

舌苔を含む口臭の原因については以下の記事でも解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

>口臭はなぜ発生する?原因について詳しく解説

3.正しい舌ケア方法

舌苔による口臭を防ぐためには舌ケアが有効です。正しくケアして常に爽やかな息を保ちましょう。

3.1.舌みがきをする

舌苔が溜まりすぎないようにするには舌みがきがおすすめです。歯ブラシや舌ブラシなどで舌をみがいて汚れをしっかり、かつ優しく落とします。定期的に舌みがきをすることで口の中の環境が整い、口臭を予防する効果が期待できます。

3.2.舌専用のクリーニングジェルを使用する

歯みがきをする際、口臭予防や歯周病予防などの目的に合った歯みがきを使っている方は多いのではないでしょうか。舌みがきをする際も同じで、舌専用のクリーニングジェルを使うとより効率的なお手入れができます。

クリーニングジェルを選ぶ際は、下記のようなものがおすすめです。

● 重曹などの舌の汚れを浮かせる成分が入っている
● 「IPMP」「CPC」といった殺菌成分が入っている
● 「ヒアルロン酸Na」「グリセリン」などの保湿成分が入っている
● 舌を傷つける可能性がある研磨剤や発泡剤が入っていない

また、効率的な舌ケアとして注目を集めているのが『スーパーブレスLV』です。セルフホワイトニングで有名となったセルフデンタルサロン「デンタルラバー」で使われているセルフLED口臭ケアと同レベルのケアを自宅で実現できるもので、専用の薬用ゲルとの併用で効果を発揮します。専用に開発された薬用ゲルは揮発成分(エタノールや香料)を使用しておらず、4つの有効成分が入っているため、口臭をごまかすのではなく、しっかりとケアできます。

※医薬部外品ゲルとブラッシングの併用による

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4.舌みがきのポイント6選

舌をケアし、口臭を予防する方法としておすすめの舌みがきですが、間違った方法を取ると効果が期待できないばかりか、舌を傷つけてしまう場合もあります。正しい舌みがきをするには、下記の6つのポイントを意識するとよいでしょう。

4.1.柔らかい歯ブラシや舌ブラシを使う

舌はとてもデリケートなので、刺激を与えすぎないよう柔らかい歯ブラシや舌ブラシを使ってみがきましょう。特に舌ブラシは幅が広く舌みがきがしやすい形状となっているのでおすすめです。

4.2.鏡を見ながらおこなう

鏡を見て舌苔が付着している部分にしっかりブラシが当たっているかを確認しながら舌みがきすることで、みがき残しが防げます。舌苔が付着していない部分は舌みがきの必要はありません。最初に舌を突き出して舌苔の位置を確認しておくとみがきやすいです。

4.3.舌を前に出し嘔吐反射を防ぐ

口の奥に物を入れると「嘔吐反射」という強い吐き気がする場合があります。嘔吐反射を防ぐには、ブラシをあまり奥のほうに入れないようにしましょう。舌をグッと前に突き出すと、嘔吐反射を防止できます。

4.4.強くみがかない

舌は非常にデリケートですので、粘膜や味を感じるセンサーのような役割をする「味蕾(みらい)」を傷つけないよう優しく丁寧にみがくようにしましょう。舌苔は毎日コツコツ舌みがきを続けることで落ちやすくなるので、なかなか汚れがとれないと感じてもゴシゴシみがくのは避けてください。

4.5.舌の奥から手前にかけてみがく

みがくときは舌の奥から手前に向かってみがくようにしましょう、手前から奥に向けてみがいたり、前後に往復させたりするのはNGです。舌苔の含まれる細菌が喉の奥のほうへ運ばれてしまうリスクがあります。

4.6.口内が乾燥していたら、うがいをして舌を濡らす

乾燥した状態で舌みがきをすると、舌が傷ついてしまう可能性があるので、うがいをして舌を濡らしてから始めましょう。

5.効果的な舌のケアで口臭を予防しよう

前述の通り、舌苔は口臭の主な原因の一つです。舌みがきをしたり舌専用のクリーニングジェルを使ったりして舌ケアをしましょう。舌みがきをする際は、柔らかい歯ブラシや舌ブラシを使う、鏡を見ながらおこなうなどの点に気をつけるとよいでしょう。

そしてもう一つ、効率的な口臭ケアを実現したい方にはデンタルサロンの活用がおすすめです。先ほどご紹介した『スーパーブレスLV』を開発した「デンタルラバー」には”サロン通い放題コース”があるため、毎月低価格の会費で「セルフ口臭ケア」を何度も体験することができます。

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また、「デンタルラバー」が近所にないという方ももちろんいらっしゃるでしょう。その際は『スーパーブレスLV』を活用することでサロンと同等の口臭ケアが可能になります。所要時間は5~15分と非常に短く、隙間時間・日常生活の中でもケアすることができます。
口臭が気になる方は、ぜひ一度『スーパーブレスLV』を検討してみてはいかがでしょうか。

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【最後に】デンタルラバーのサービスは、一般消費者に歯のケアの大切さを知っていただくためのものであり、最終的には歯医者で適切な治療を受けていただくことを推奨しています。デンタルラバーは一般消費者と歯医者をつなぐ架け橋としての役目を目指す会社です。

ホワイトニングコラムの
監修ドクター

歯科医師:田中希和 Dr.
大阪歯科大学卒業。
一般診療、訪問診療を中心に、食育アドバイザーとして歯と食事の大切を伝える活動を行う。

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