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酸蝕歯(さんしょくし)でもホワイトニングできる?酸蝕歯の原因と注意点

酸蝕歯(さんしょくし)でもホワイトニングできる?酸蝕歯の原因と注意点

酸蝕歯(さんしょくし)という言葉をご存知でしょうか。聞き慣れない言葉だと思いますが、実はこの酸蝕歯、近年では4人に1人が罹患するといわれており、決して遠い話ではありません。

今回、酸蝕歯の基本知識と影響、ホワイトニングができる状態か否かの判断基準について詳しく解説します。

1.そもそも「酸蝕歯」とは?

「酸蝕歯」とは、レモンや炭酸飲料など、酸性の飲食物の摂取により溶けてしまった歯のことを指します。
歯の表面にはエナメル質とよばれる層がありますが、口内が酸性に傾くとエナメル質からリンやカルシウムが溶け出し(脱灰)、歯質が溶けてしまうのです。口内が酸性になる原因は飲食に限らず、何らかの理由で胃酸が逆流した場合なども酸性になることもあります。通常であれば、唾液が口内の酸を中和する働きを担っているので問題はありません。しかし一度に大量の酸が入ってきたり、長時間酸性の状態が続くことにより、中和の働きが追い付かず「酸蝕」とよばれる状態になってしまうのです。

2.酸蝕歯による影響

酸蝕が進行すると、歯に悪影響を及ぼすようになります。
ここでは酸蝕がもたらす影響のうち、代表的な4つをご紹介します。

2.1.歯が黄ばむ

酸蝕により歯表面のエナメル質からリンやカルシウムが溶け出すと、エナメル質はだんだんと薄くなってきます。それにより、その下にある象牙質の色が透け、歯が黄ばんで見えてしまうのです。

2.2.光沢がなくなって歯が透ける

歯が光沢を失ってしまう現象は、酸蝕の進行が初期の頃に起こる影響です。酸蝕によりエナメル質の流出(脱灰)が始まると、表面の艶がなくなり、薄くなることで歯が透けて見えるようになってしまいます。

2.3.知覚過敏を引き起こす

歯表面のエナメル質が酸蝕により薄くなると、その下の象牙質が剝き出しになり、冷たいものや熱いものを飲む際に歯がしみるようになってしまいます。この状態が知覚過敏です。

2.4.歯が小さく丸くなる

酸蝕が進行すると歯質が大きく溶かされるため、その影響で歯の角が取れ小さく丸くなってしまいます。進行してしまった酸蝕は、エナメル質への影響にとどまらず歯全体へ影響を及ぼし始めるのです。

3.酸蝕歯をホワイトニングするときの注意点

酸蝕歯をホワイトニングするときの注意点

酸蝕歯がある場合、その進行度合いによってできるホワイトニング方法が限られます。また、ホワイトニング後の行動にも注意が必要です。

3.1.重度の酸蝕歯にはセルフホワイトニングしない

エナメル質が薄くなっている程度の酸蝕歯には、セルフホワイトニングが可能です。
しかし、歯が丸くなる症状が起こっている場合は、ホワイトニング剤がしみる可能性もあります。この状態でのセルフホワイトニングやホームホワイトニングは難しく、オフィスホワイトニングのみが施術可能です。また神経が透けて見えるほど進行した酸蝕歯の場合、神経を傷つける恐れがあるためホワイトニングは避けましょう。

3.2.ホワイトニング後、30分は酸性の食品を摂らない

オフィスホワイトニングやホームホワイトニング直後は、歯が酸性の影響を受けやすい状態になっています。そのため、30分ほどは酸性の食品を摂取しない無いようにしましょう。またセルフホワイトニングの場合でも同様に、30分程度は避けるのがベターです。

3.3.フッ素入りの歯磨き粉を使ってコーティングする

フッ素には、歯からカルシウムなどの成分が溶け出すのを防ぎ、再びミネラル分を取り込む「再石灰化」を促す働きがあります。ホワイトニング後の歯は無防備な状態になっているため、フッ素入りの歯磨き粉を使って歯表面をコーティングしてあげましょう。歯の表面に取り込まれたフッ素は、酸に溶けにくいフルオロアパタイトという結晶を形成するため、エナメル質を強化することができます。

4.酸蝕歯を予防する方法

酸蝕が歯に及ぼす悪影響はとても大きく、ホワイトニングをする際には施術が制限されてしまうこともあります。酸蝕歯を防ぐため、適切な予防方法を把握し生活に取り入れてみましょう。

ここでは、酸蝕歯に対する予防法3つをご紹介します。

4.1.酸性の飲み物はストローを使う

酸蝕の状態において、進行の度合いと酸性の飲料の摂取方法はとても深い関係にあるといわれています。歯の表面に酸性物が付着するのを防ぐために、酸性の飲み物にはストローの使用がおすすめです。

4.2.酸性の飲食物を口にしたら水ですすぐ

食事直後の口内は酸性に傾いており、酸性の状態では歯の表面が弱っているため強い力で歯磨きを行うと、歯の表面が削れてしまう可能性があります。食事直後は水で口をすすぐ程度にとどめ、時間をおいてから歯磨きをしましょう。また、どのような場合でも強い力での歯磨きは、歯の表面が削れる原因となるため、弱めの力でブラッシングすることが大切です。

4.3.フッ素が配合された歯磨き粉で磨く

フッ素には再石灰化を促す働きがあるため、普段からフッ素が配合された歯磨き粉を使用するようにしましょう。特に酸性の食品を摂取した後や、ホワイトニング後には、フッ素配合の歯磨き粉を使用するのがおすすめです。

5.酸蝕歯は無理なくホワイトニングすることがポイント

酸蝕歯がある場合、その進行の度合によってホワイトニング方法を見極めることが必要になります。
エナメル質が薄くなる程度の酸蝕歯であれば、セルフホワイトニングで着色汚れをケアすることが可能です。オフィスホワイトニングやホームホワイトニングに比べ低刺激な専用ゲルを使用して施術を行うため、施術中の歯の痛みを心配される方でも安心してできる方法です。

たとえば、近年FC店舗数を伸ばしている全国10店舗(2021年5月現在)の現役歯科医監修セルフデンタル美容サロン「デンタルラバー」で使用するゲルは、歯に負担のかかる、合成界面活性剤・酸化防止剤・鉱物油・香料・タール系色素が無添加となっています。

また低刺激な一方で、酸化チタンを始めとする5つのキラメキ成分が、着色汚れに強力に作用します。歯や歯茎への負担を気にする方には特におすすめです。

セルフホワイトニングサロンを見極めるうえで、専用のゲルはとても重要なポイントのひとつ。専用のゲルに配合される成分については、事前にチェックして確かめるようにしましょう。

さらに、デンタルラバーではサロンに通う時間がない方向けに、家庭用LED照射機「スーパーホワイトLV(※)」を開発し、サロンと同様のケアが自宅でも行えるようになりました。デンタルラバーのサロンでセルフホワイトニングをする際に使用する「青色LED+紫外線LED」と、口臭ケアをする際に使用する「赤色LED+近赤外線LED」の4つのLEDを1台で同時照射でき、セルフホワイトニングケア(※)と口臭ケア(※)ができます。

さらに「スーパーホワイトLV(※)」には、専用の美容ゲルが120回分の480mlが付属するため、自宅でもたっぷりゲルを使用してセルフホワイトニング(※)ができます。歯を見せることに抵抗がある方や、サロンに通う時間が取りにくい方は、こちらの家庭用LED照射機を使ったセルフホワイトニング(※)がおすすめです。

本体とジェル4本のセットが月々たったの2,913円(税込・クレジットカード24回の分割払い・手数料別途)、本来の自然な白さと爽やかな口臭を取り戻したい方は是非お試しください。

酸蝕歯の基礎知識や注意点をしっかりと把握し、無理のないホワイトニング方法で、歯本来の自然な白さを目指していきましょう。

※「スーパーホワイトLV」の効果はLEDとゲルとブラッシングの併用による。歯が本来持つ自然な白さを目指すものであり、それ以上に白くなるものではありません。
※LED照射と専用ゲルとブラッシングの併用による効果。効果に個人差あり。
※医療機器ではありません。効果はLED照射とゲルとブラッシングによる。

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【最後に】デンタルラバーのサービスは、一般消費者に歯のケアの大切さを知っていただくためのものであり、最終的には歯医者で適切な治療を受けていただくことを推奨しています。デンタルラバーは一般消費者と歯医者をつなぐ架け橋としての役目を目指す会社です。

ホワイトニングコラムの
監修ドクター

歯科医師:田中希和 Dr.
大阪歯科大学卒業。
一般診療、訪問診療を中心に、食育アドバイザーとして歯と食事の大切を伝える活動を行う。

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